プレメモのシングル(注1)にプレシャス1(注2)が3枚指定されました。
全部ゆるゆりのカードです。これらは1枚で勝つというカードではありませんが、非常に強力なカードです。
・01-046 船見 結衣
・01-063 吉川 ちなつ
・01-121 三つ子の魂百まで
「01-046 船見 結衣」について
>このカードは、「船見 結衣」のコスト(注3)として使用する場合、発生コスト(注4)+1を得る。[アプローチ/相手(注5)]:《0》このカードを手札に戻す。その場合、カードを2枚引く。(注6)
このカードの使用コストは1であるため、普通はこのカードを使うために1枚のカードを捨ててコストを支払う必要があります。
ですが、「01-094 ごらく部(注7)」を使うことによって、使用コスト-1の効果を受けるため、タダで出すことができます。
さらに、相手のアプローチフェイズ(注8)に手札に戻してカード2枚引くという、《噴出/Gush》のような効果を生みます。
手札は7枚が上限ですが、自分のターン終了時以外はチェックされないため、引いたカードを持ったまま自分のターンを迎えられます。
このカード1枚で勝てるというものではありませんが、このように簡単に手札を増やせるため、プレシャス1に指定されてしまいました。
「01-063 吉川 ちなつ」について
>このカードが登場した(注9)場合、ターン終了時に自分の捨て札置き場(注10)にあるそれぞれ名称が異なる『ゆるゆり』のキャラ(注11)2枚を手札に戻す。このカードがアプローチまたは妨害(注12)に参加した場合、相手のポイント置き場にあるカード1枚を裏向きにすることができる。
このカードの使用コストは3であるため、通常2枚のカードを使う必要がありますが(注13)ターン終了時にキャラ2枚を回収することができます。
マジックで言うところのフリースペルですね。
さらにアプローチ宣言するだけで相手のポイントを拘束できます。一種の土地破壊です。
キャラとしての性能は少し低いですが、ここまで強い効果を持っているのなら仕方ないでしょう。
「01-121 三つ子の魂百まで」について
>[メイン/自分]:自分の『ゆるゆり』のキャラ1枚を手札に戻す。その後、手札からそのキャラと同じ名称のキャラ1枚を場に出す。
書いてある通りです。すごく限定されてますが、0マナの自分だけ《実物提示教育/Show and Tell》みたいな効果で、序盤に打てると(注14)強いです。
(追記:《実物提示教育/Show and Tell》より《自然の秩序/Natural Order》の方が近い動きをする。)
「0マナのあかりが登場」→「三つ子の魂百まで」であかりを手札に戻す→「4マナのあかりが登場」→召喚酔いしないから(注9)先手1ターン目でなければそのままアプローチ行けると。
特に「01-015 吉川 ちなつ&赤座 あかり」というコンビ(注15)が出せれば勝ちが一気に近づきます。
このように3枚とも強力なカードで、他のセットとのバランスを取るために制限カードになるのは仕方ないところでしょう。
強い方がカードが売れるというのはわかりますが、次回以降のセットはもう少し慎重にバランスを取ってほしいものです。
というありきたりな感想で本文はおしまい。以下注釈。
(注1)マジックで言うところの「ブロック構築戦」である。全60枚を同じ作品のカードで統一する必要がある。「けいおん!」と「けいおん!!」のように同一作品として扱うものもある。
(注2)マジックで言うところの「制限カード」である。ちなみに、太古の昔はマジックのスタンダードにも制限カードがあった。
(注3)マジックで言うところの「プレイするために必要なマナ」です。0~6くらいまであります。
(注4)マジックで言うところの「発生するマナ」です。手札のカードを捨てるか、ポイント置き場のカードを裏向きにすることで発生します。3マナ必要なところで4マナ発生させても、残った1マナで別のスペルをプレイすることはできず、消滅します。また、色か作品の片方が合ってないといけないなどのルールがあります。
(注5)マジックで言う「インスタント/ソーサリー/起動型能力」については、使用できるフェイズが指定されています。「自分のメインフェイズ」、「相手のメインフェイズ」、「両方のメインフェイズ」、「自分の戦闘フェイズ」、「相手の戦闘フェイズ」、「両方の戦闘フェイズ」の6種類があります。
(注6)起動型能力はコストにタップを含まないものであっても、1ターンに1回しか起動できません。もちろん、文面に例外として記載されている場合を除きます。
(注7)コスト0(つまりタダ)で使える強力なサーチカード。デッキの上5枚から「ごらく部」であるクリーチャー1枚を手札に、残りを任意の順番でデッキの下へ。このターン、当該プレイヤーが次にプレイする「ごらく部」クリーチャーは、必要なマナコストが1減る。
(注8)要するに戦闘フェイズ。マジックで言えば全てのクリーチャーは「このクリーチャーが攻撃してブロックされなかった場合、防御側プレイヤーに毒カウンターを1個与え、そのプレイヤーのデッキの一番上のカードを表向きで追放する。追放されたカードは、そのプレイヤーが追放されたまま裏向きにすることにより、コストの支払いに充てることができる」という能力を持つ。
(注9)「戦場に出たとき」ではなく「唱えたとき」と同義になるので注意。何かの効果によって戦場に出たときは、「登場」ではないので登場時の能力は誘発しません。そして、「登場でない」から召喚酔いしないというのがプレメモの特徴の1つです。ただ、先手1ターン目は召喚酔いしていなくても攻撃できないというルールが一応あります。
(注10)マジックで言うところの「墓地」まあわかるよね。
(注11)クリーチャーのこと。ここまで来て初めて用語として出た。なお、プレメモのキャラは「同じ作品の同じ番号のキャラは1枚しか自分の場に出せない」というルールがあります。レジェンドルールに近いけど、同じ「名前」はOKです。というかアニメの主要キャラって4~7人くらいだから、同じ名前のカードが2枚出せないとなったら困るわけで。また、戦場がメインエリアとサポートエリアに分かれている。メインエリアは5体までしかクリーチャーを置けず、サポートエリアはそのような制限はないが、攻撃・ブロックに参加できない。パワー・タフネスを持たないクリーチャーはサポートエリアにしか置けず、アーティファクト・エンチャントのような扱いになる。
(注12)マジックで言うところの「攻撃またはブロック」ただし、攻撃とブロックは原則1対1で、ブロック時もタップが必要。(召喚酔いは攻撃のみ制限。なお、能力でアンタップしても、攻撃は1キャラにつき1ターン1回のみ。)
(注13)今のところ発生コストは「1」または「2」。条件付きで+1されるたり効果によって必要なコストが減ったりすることはあるが、コスト3の呪文を使用する場合、通常は2枚以上のコスト支払いをする必要がある。
(注14)戦闘用クリーチャーは5体までしか置けず、ゆるゆりの場合、最もコストの高いクリーチャーが4マナなので、これはなるべく序盤に使いたい。
(注15)結魂じゃなくて、1枚のカードに二人の人物が描かれたカード。コストを払って登場させるときは、最低1枚はどちらかの名前を含むキャラカードをコストに割り当てる必要がある。ただ、正規のコストの支払いを行わず、単に場に出すだけならもちろんそんな制限は関係ない。
全部ゆるゆりのカードです。これらは1枚で勝つというカードではありませんが、非常に強力なカードです。
・01-046 船見 結衣
・01-063 吉川 ちなつ
・01-121 三つ子の魂百まで
「01-046 船見 結衣」について
>このカードは、「船見 結衣」のコスト(注3)として使用する場合、発生コスト(注4)+1を得る。[アプローチ/相手(注5)]:《0》このカードを手札に戻す。その場合、カードを2枚引く。(注6)
このカードの使用コストは1であるため、普通はこのカードを使うために1枚のカードを捨ててコストを支払う必要があります。
ですが、「01-094 ごらく部(注7)」を使うことによって、使用コスト-1の効果を受けるため、タダで出すことができます。
さらに、相手のアプローチフェイズ(注8)に手札に戻してカード2枚引くという、《噴出/Gush》のような効果を生みます。
手札は7枚が上限ですが、自分のターン終了時以外はチェックされないため、引いたカードを持ったまま自分のターンを迎えられます。
このカード1枚で勝てるというものではありませんが、このように簡単に手札を増やせるため、プレシャス1に指定されてしまいました。
「01-063 吉川 ちなつ」について
>このカードが登場した(注9)場合、ターン終了時に自分の捨て札置き場(注10)にあるそれぞれ名称が異なる『ゆるゆり』のキャラ(注11)2枚を手札に戻す。このカードがアプローチまたは妨害(注12)に参加した場合、相手のポイント置き場にあるカード1枚を裏向きにすることができる。
このカードの使用コストは3であるため、通常2枚のカードを使う必要がありますが(注13)ターン終了時にキャラ2枚を回収することができます。
マジックで言うところのフリースペルですね。
さらにアプローチ宣言するだけで相手のポイントを拘束できます。一種の土地破壊です。
キャラとしての性能は少し低いですが、ここまで強い効果を持っているのなら仕方ないでしょう。
「01-121 三つ子の魂百まで」について
>[メイン/自分]:自分の『ゆるゆり』のキャラ1枚を手札に戻す。その後、手札からそのキャラと同じ名称のキャラ1枚を場に出す。
書いてある通りです。すごく限定されてますが、0マナの自分だけ《実物提示教育/Show and Tell》みたいな効果で、序盤に打てると(注14)強いです。
(追記:《実物提示教育/Show and Tell》より《自然の秩序/Natural Order》の方が近い動きをする。)
「0マナのあかりが登場」→「三つ子の魂百まで」であかりを手札に戻す→「4マナのあかりが登場」→召喚酔いしないから(注9)先手1ターン目でなければそのままアプローチ行けると。
特に「01-015 吉川 ちなつ&赤座 あかり」というコンビ(注15)が出せれば勝ちが一気に近づきます。
このように3枚とも強力なカードで、他のセットとのバランスを取るために制限カードになるのは仕方ないところでしょう。
強い方がカードが売れるというのはわかりますが、次回以降のセットはもう少し慎重にバランスを取ってほしいものです。
というありきたりな感想で本文はおしまい。以下注釈。
(注1)マジックで言うところの「ブロック構築戦」である。全60枚を同じ作品のカードで統一する必要がある。「けいおん!」と「けいおん!!」のように同一作品として扱うものもある。
(注2)マジックで言うところの「制限カード」である。ちなみに、太古の昔はマジックのスタンダードにも制限カードがあった。
(注3)マジックで言うところの「プレイするために必要なマナ」です。0~6くらいまであります。
(注4)マジックで言うところの「発生するマナ」です。手札のカードを捨てるか、ポイント置き場のカードを裏向きにすることで発生します。3マナ必要なところで4マナ発生させても、残った1マナで別のスペルをプレイすることはできず、消滅します。また、色か作品の片方が合ってないといけないなどのルールがあります。
(注5)マジックで言う「インスタント/ソーサリー/起動型能力」については、使用できるフェイズが指定されています。「自分のメインフェイズ」、「相手のメインフェイズ」、「両方のメインフェイズ」、「自分の戦闘フェイズ」、「相手の戦闘フェイズ」、「両方の戦闘フェイズ」の6種類があります。
(注6)起動型能力はコストにタップを含まないものであっても、1ターンに1回しか起動できません。もちろん、文面に例外として記載されている場合を除きます。
(注7)コスト0(つまりタダ)で使える強力なサーチカード。デッキの上5枚から「ごらく部」であるクリーチャー1枚を手札に、残りを任意の順番でデッキの下へ。このターン、当該プレイヤーが次にプレイする「ごらく部」クリーチャーは、必要なマナコストが1減る。
(注8)要するに戦闘フェイズ。マジックで言えば全てのクリーチャーは「このクリーチャーが攻撃してブロックされなかった場合、防御側プレイヤーに毒カウンターを1個与え、そのプレイヤーのデッキの一番上のカードを表向きで追放する。追放されたカードは、そのプレイヤーが追放されたまま裏向きにすることにより、コストの支払いに充てることができる」という能力を持つ。
(注9)「戦場に出たとき」ではなく「唱えたとき」と同義になるので注意。何かの効果によって戦場に出たときは、「登場」ではないので登場時の能力は誘発しません。そして、「登場でない」から召喚酔いしないというのがプレメモの特徴の1つです。ただ、先手1ターン目は召喚酔いしていなくても攻撃できないというルールが一応あります。
(注10)マジックで言うところの「墓地」まあわかるよね。
(注11)クリーチャーのこと。ここまで来て初めて用語として出た。なお、プレメモのキャラは「同じ作品の同じ番号のキャラは1枚しか自分の場に出せない」というルールがあります。レジェンドルールに近いけど、同じ「名前」はOKです。というかアニメの主要キャラって4~7人くらいだから、同じ名前のカードが2枚出せないとなったら困るわけで。また、戦場がメインエリアとサポートエリアに分かれている。メインエリアは5体までしかクリーチャーを置けず、サポートエリアはそのような制限はないが、攻撃・ブロックに参加できない。パワー・タフネスを持たないクリーチャーはサポートエリアにしか置けず、アーティファクト・エンチャントのような扱いになる。
(注12)マジックで言うところの「攻撃またはブロック」ただし、攻撃とブロックは原則1対1で、ブロック時もタップが必要。(召喚酔いは攻撃のみ制限。なお、能力でアンタップしても、攻撃は1キャラにつき1ターン1回のみ。)
(注13)今のところ発生コストは「1」または「2」。条件付きで+1されるたり効果によって必要なコストが減ったりすることはあるが、コスト3の呪文を使用する場合、通常は2枚以上のコスト支払いをする必要がある。
(注14)戦闘用クリーチャーは5体までしか置けず、ゆるゆりの場合、最もコストの高いクリーチャーが4マナなので、これはなるべく序盤に使いたい。
(注15)結魂じゃなくて、1枚のカードに二人の人物が描かれたカード。コストを払って登場させるときは、最低1枚はどちらかの名前を含むキャラカードをコストに割り当てる必要がある。ただ、正規のコストの支払いを行わず、単に場に出すだけならもちろんそんな制限は関係ない。
コメント
あまりプレシャズメモリーズは詳しくないので、こういう説明が非常に助かります。
失礼ながらリンクをさせて頂きました、よろしくお願いいたします。
ただトレーディングカードゲーム自体、お金と時間を使うので、あんまり手は広げられないんですけどね。
こちらからもリンクさせていただきました。