7月以降、バーンを取り巻く状況を考える
2010年6月21日 TCG全般 コメント (2)埼玉県最下位のプレイヤーが、レガシーにおけるバーンデッキについて考察してみた。
1.【減少間違いなし、ANTとリアニ】
これらのデッキは安定性が低くなるため、今よりはまともになる。
相手がANTと分かり切っているなら1マリ可。
バーン:ANT=3:7 → 4:6
バーン:リアニ=1:9 → 2:8
2.【環境最高速のデッキ、ベルチャー】
《厳かなモノリス/Grim Monolith》が追い風になるかは置いといて、相変わらず最悪のマッチアップとなる。
現存数が少なく、ANTやリアニからベルチャーへ移行する人はそういないと思われるので、対策しても空振りになる可能性が高いのがやっかい。
バーン:ベルチャー=1:9(変化なし)
※サイドで極端な対策を入れている場合は別。
3.【高速コンボを食えるデッキ、マーフォークとCTG系】
これらの数が減ることが予想されるが、両者とも奥深いデッキで愛好家も多いため、現状程度に存在すると思う。
数で押してくるゴブリンにだけは厳しいが、その他はおおむね5分から有利が付くし。
バーン側としてはメインから《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》を投入することで、独楽相殺システムを狂わせることができる。
ただ、《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》はほとんどのデッキに対してただの2マナ2/2。
まあ15年前なら、赤クリーチャーの標準サイズが3マナ2/2であったことを考えると、とりあえず熊なので絶望するほど悪くはない。
相手がクリーチャーを並べるデッキでなければ固定クロックを生めるのもありがたい。
バーン:マーフォーク=3:7
バーン:CTG=4:6
※赤の防御円が出ないこと前提
3.【そのマーフォークやCTGを食えるゴブリン】
ゴブリンの繁殖力は半端じゃなく、ブン回れば3ターン目に20点近いダメージを叩きだす。
ここまで来るとコンボデッキに近い。
バーンがゴブリンに勝つには、全体火力を引けるかどうかにかかっている。
やっとの思いで《火炎崩れ/Flamebreak》を引いたと思ったら、こちらのライフが3点以下で打てないということも。
ANT・リアニ弱体化の恩恵を最も受けるのがゴブリンだろう。
バーン:ゴブリン=3:7
4.【ドラゴンストンピィは《三なる宝球/Trinisphere》が使いやすく】
《厳かなモノリス/Grim Monolith》が追い風になるデッキ。
これまでドラゴンストンピィはお客様だった。
先手1ターン目から《血染めの月/Blood Moon》や《月の大魔術師/Magus of the Moon》を置いてくるが、そんなのは関係ない。
返しに山を置いて火力やクリーチャーをセットすると、相手はげんなりする。
しかしこれが《三なる宝球/Trinisphere》だと話は別。
バーン側は山が3枚揃うまで全く動けなくなる。相手側に登場するクロックを捌き切れなければ、彼らの手中に落ちてしまう。
十手まで出されるとほぼゲームセット。
ドラゴンストンピィ側のもうひとつのバーン対策用カード、《虚空の杯/Chalice of the Void》だが、対策があればそれほど脅威ではない。
青対策の《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》や、アーティファクト破壊カードで対処可能。
1マナ火力が封じられるのでこちらのスピードも落ちるが、相手もそんなに早くない。
バーン:ドラゴンストンピィ=8:2→7:3
5.【アグロロームも《虚空の杯/Chalice of the Void》をメインから投入してくる】
特殊地形を何枚も並べてくれるデッキなので、《発展の代価/Price of Progress》が良く効く。
だいたい青抜き4色だったりするので、カウンターを心配しなくて良いのも助かる。
ただし、《壊滅的な夢/Devastating Dreams》がきついので、それを常に意識しておくこと。
逆に言えば、それさえ打たれなければ、そこまで怖いデッキではない。
どんなデッキでもそうだが、極限まで使い込んだ人がいる場合は要注意。
バーン:アグロローム=5:5
6.【忘れてましたZoo】
両者とも直線的なデッキなので、相性は普通。
妨害のない時のトップスピードは、こちらも相当に早いのである。
ただしナカティルを焼いているようでは勝てない。
バーン:Zoo=4:6
7.【対策されなければ無敵、ドレッジ】
一本勝負なら環境最高の勝率を叩きだせる半面、サイドボーディング後が神経戦になるドレッジ。
墓地が第2の手札であり第2の戦場でもあるこのデッキ。パーツがANT以上に独自すぎること、サイド後がバーン以上に対策されやすいことから絶対数は少ない。
サイド後、ドレッジからリアニに移行するタイプは、特にバーンデッキにとっては厳しい。
いずれにせよ、自らライフを削って行動することが多いのが救いか。
バーン:ドレッジ=2:8
ところで、ここまで読んだ人なら感じると思うが、
「ではどんなデッキ相手ならバーンは勝てるのか」
この文章は私の経験をもとに書いているので、私が負けてばかりいる現状、特に勝てる相手が思いつかない。
困ったものである。
1.【減少間違いなし、ANTとリアニ】
これらのデッキは安定性が低くなるため、今よりはまともになる。
相手がANTと分かり切っているなら1マリ可。
バーン:ANT=3:7 → 4:6
バーン:リアニ=1:9 → 2:8
2.【環境最高速のデッキ、ベルチャー】
《厳かなモノリス/Grim Monolith》が追い風になるかは置いといて、相変わらず最悪のマッチアップとなる。
現存数が少なく、ANTやリアニからベルチャーへ移行する人はそういないと思われるので、対策しても空振りになる可能性が高いのがやっかい。
バーン:ベルチャー=1:9(変化なし)
※サイドで極端な対策を入れている場合は別。
3.【高速コンボを食えるデッキ、マーフォークとCTG系】
これらの数が減ることが予想されるが、両者とも奥深いデッキで愛好家も多いため、現状程度に存在すると思う。
数で押してくるゴブリンにだけは厳しいが、その他はおおむね5分から有利が付くし。
バーン側としてはメインから《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》を投入することで、独楽相殺システムを狂わせることができる。
ただ、《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》はほとんどのデッキに対してただの2マナ2/2。
まあ15年前なら、赤クリーチャーの標準サイズが3マナ2/2であったことを考えると、とりあえず熊なので絶望するほど悪くはない。
相手がクリーチャーを並べるデッキでなければ固定クロックを生めるのもありがたい。
バーン:マーフォーク=3:7
バーン:CTG=4:6
※赤の防御円が出ないこと前提
3.【そのマーフォークやCTGを食えるゴブリン】
ゴブリンの繁殖力は半端じゃなく、ブン回れば3ターン目に20点近いダメージを叩きだす。
ここまで来るとコンボデッキに近い。
バーンがゴブリンに勝つには、全体火力を引けるかどうかにかかっている。
やっとの思いで《火炎崩れ/Flamebreak》を引いたと思ったら、こちらのライフが3点以下で打てないということも。
ANT・リアニ弱体化の恩恵を最も受けるのがゴブリンだろう。
バーン:ゴブリン=3:7
4.【ドラゴンストンピィは《三なる宝球/Trinisphere》が使いやすく】
《厳かなモノリス/Grim Monolith》が追い風になるデッキ。
これまでドラゴンストンピィはお客様だった。
先手1ターン目から《血染めの月/Blood Moon》や《月の大魔術師/Magus of the Moon》を置いてくるが、そんなのは関係ない。
返しに山を置いて火力やクリーチャーをセットすると、相手はげんなりする。
しかしこれが《三なる宝球/Trinisphere》だと話は別。
バーン側は山が3枚揃うまで全く動けなくなる。相手側に登場するクロックを捌き切れなければ、彼らの手中に落ちてしまう。
十手まで出されるとほぼゲームセット。
ドラゴンストンピィ側のもうひとつのバーン対策用カード、《虚空の杯/Chalice of the Void》だが、対策があればそれほど脅威ではない。
青対策の《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》や、アーティファクト破壊カードで対処可能。
1マナ火力が封じられるのでこちらのスピードも落ちるが、相手もそんなに早くない。
バーン:ドラゴンストンピィ=8:2→7:3
5.【アグロロームも《虚空の杯/Chalice of the Void》をメインから投入してくる】
特殊地形を何枚も並べてくれるデッキなので、《発展の代価/Price of Progress》が良く効く。
だいたい青抜き4色だったりするので、カウンターを心配しなくて良いのも助かる。
ただし、《壊滅的な夢/Devastating Dreams》がきついので、それを常に意識しておくこと。
逆に言えば、それさえ打たれなければ、そこまで怖いデッキではない。
どんなデッキでもそうだが、極限まで使い込んだ人がいる場合は要注意。
バーン:アグロローム=5:5
6.【忘れてましたZoo】
両者とも直線的なデッキなので、相性は普通。
妨害のない時のトップスピードは、こちらも相当に早いのである。
ただしナカティルを焼いているようでは勝てない。
バーン:Zoo=4:6
7.【対策されなければ無敵、ドレッジ】
一本勝負なら環境最高の勝率を叩きだせる半面、サイドボーディング後が神経戦になるドレッジ。
墓地が第2の手札であり第2の戦場でもあるこのデッキ。パーツがANT以上に独自すぎること、サイド後がバーン以上に対策されやすいことから絶対数は少ない。
サイド後、ドレッジからリアニに移行するタイプは、特にバーンデッキにとっては厳しい。
いずれにせよ、自らライフを削って行動することが多いのが救いか。
バーン:ドレッジ=2:8
ところで、ここまで読んだ人なら感じると思うが、
「ではどんなデッキ相手ならバーンは勝てるのか」
この文章は私の経験をもとに書いているので、私が負けてばかりいる現状、特に勝てる相手が思いつかない。
困ったものである。
コメント
バーン・BtoBともに多色デッキを食うタイプですが、単色系デッキと当たった場合、バーンで腐るのは《発展の代価/Price of Progress》くらい。
一方BtoBやドラストは、デッキコンセプト自体が生かせないですし。
Landstillに関しては、ちょっとわからないです。
こちらはスペルを打ち続けるしかないので、キーカードの《行き詰まり/Standstill》が必ず誘発します。
ただ、難問の鎮め屋を引ければ、カウンターを何枚引かれても構わないので面白そうではあります。
鎮め屋なしで、カウンターとの1対1交換を何度もやられると、相手のペースにはまりそうな気がします。